柱式旋回ジブクレーンは、軽量小型の吊り上げ設備の一種で、構造がシンプルで斬新、省エネ、操作が便利といった特徴を備えています。三次元空間で自由に操作でき、短距離輸送や集中輸送において他の輸送設備に比べて優位性を発揮します。柱下端はコンクリート床に固定でき、片持ち旋回装置はユーザーのニーズに合わせて旋回させることができます。旋回部分は手動旋回と電動旋回に分かれており、ユーザーが自由に選択できます。
コラムジブクレーンは、構造の種類によって、独立型ジブクレーン、基礎なし型ジブクレーン、マスト型ジブクレーン、関節型ジブクレーンに分類されます。以下では、これら4種類のコラムジブクレーンについてそれぞれ詳しくご紹介し、プロジェクトに最適なジブクレーンをお選びいただけるようお手伝いいたします。
自立型ジブクレーンは、屋内外を問わずほぼあらゆる場所に設置できるため、ジブシリーズクレーンの中で最も人気があります。自立型ジブクレーンシステムは、大型の天井クレーンシステムの下や、個々の作業セルを設置できるオープンスペースで使用できます。また、ドックやローディングドックなどの屋外、あるいは複数のグリッパーを分割して操作できる屋内の機械加工・組立作業にも使用できます。
基礎レスジブクレーン:スラブ上に設置された自立型のジブクレーンです。屋内で使用され、特別な基礎を必要としません。そのため、施設内のどこにでも簡単に設置できます。ベースレスジブクレーンは、高さ4メートル、360度旋回範囲に対応しています。設置が簡単で、費用対効果が高く、持ち運びも容易です。
マスト搭載型ジブクレーンは、特別な基礎を必要としないため、自立型ジブクレーンシステムに比べて費用対効果の高い代替手段となります。マスト搭載型ジブクレーンは、既存の頭上支持梁や構造物による追加の支持を必要としないため、クレーンを支えるのに必要な鉄筋コンクリートはわずか6インチです。
多関節式ジブクレーンシステムは、床置き、壁掛け、天井置き、あるいは橋梁や軌道システムへの設置が可能です。多様な構成により、障害物の周囲や開いた扉を通ったり、従来のジブクレーンでは操作が比較的困難なマストや建物の柱の近くで旋回したりしながら、荷物を正確に位置決めすることが可能です。